2012-04-14

バーンロムサイとの出会い

お店を始めてよかったなと思えることはたくさんあります。
中でもとびきり嬉しかったこと。

静かな一日で、店じまいをしようかと思っている時に
「まだいいですか~?」っと、
のぞき込んで入ってこられた一人の女性。

タイのチェンマイでHIVに母子感染した子供たちのホーム
バーンロムサイ」を運営している
名取美和さんの娘さん、美穂さんでした。

私にとっても、20年前に3ヶ月ほど暮らしていたタイ・チェンマイのことだから、
バーンロムサイの存在は心の引き出しにちゃんとありました。

でもまさか、私に会いに立ち寄ってくださるなんて夢にも思わず。
 それもとてもとても不思議な縁がつながって、
私のことを美穂さんに紹介してくださった方がいたのです。

青空にスコーンと抜けたような美穂さんの笑顔。
初対面とは思えない感じ。
お話をしていると何か説明できない波紋が自分の中に生まれました。

バーンロムサイの展示会をしている池田市のプテアさんにも行って見てきました。
ホームの子供たちのために、運営費や薬や学費などを
寄付だけに頼らず、オリジナルプロダクツを販売することで
自ら賄うために生まれた、本当に素敵な自然素材の服や、
子供たちが書いた絵のカップやポーチ。

響く音が私の中でどんどん大きくなっていきます。
うん、まず私が今できることは、子供たちの「生きるをつなぐ」この商品を
この店で販売していくこと。
バーンロムサイを立ち上げた名取美和さんの本を一気に読みました。

 古くて新しい気持ちが湧いてくる感じ。
ずっと感じていたような、思い出すような、不思議な感じ。
自分が本当にしたいことはこういうことなんだ・・・とつぶやく感じ。

20年前、エイズの猛威に悲鳴を上げているタイへ初の海外旅行の一人旅。
私は20歳になったばかりでした。
そのときに経験した鮮烈な思い出と気持ちが
私の、今までの人生と今からの人生、
スリランカとの関わり合いの根底に存在し影響していることは
自分でもわかっていたので、

だから、またこうして何かの力で与えられた出会いが
今からどのような形で私の中で育っていくのかを 、
半分は楽しむような気持ちです。

実は、いくつかチェンマイに行きたいなと思う理由が
たまってきています。
この秋くらいに。
去年のようにスリランカへの途中下車なのか、
タイ単独となるのか、
行けるかどうかさえ見当もつかないけれど、
息子もつれて3人でチェンマイにいる自分が見えるのは、
期待だけでしょうか(笑)












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