2011-09-18

スリランカの暮らし②

市民の足は当然のことながら、バスです。
距離によって、15ルピー(11円)~乗れます。

安いけれど、怖いです。
自分の命は自分で守るという責任が乗客に任せられています。


なんというか、一言で言うと、暴走運転が多いのです。
立っている人は倒れないように、しっかりとつかまっています。
誰も、文句一つ言わないので、これがバスなのだと、
スリランカの人々は思っているのでしょう。
故障で、途中で下車することだってありますし。



エンジンの爆音やカーチェイスのような運転、
込んでいる時に滴る汗や、窓から吹き込む風がありがたかったり。

一般のバスに乗るチャンスのない、旅行者のみなさんに
あの臨場感を経験してもらいたいと思います。


私はいつも、知らない場所に行く時は、切符売りのおじさんに
「どこどこで降りたいが、わからないと」、言っておくと、
その場所に来た時に、運転手に止まるように指示してくれます。



写真の、こちらをむいて座っているおじさんは、乗客ではなく、
切符売りのおじさんです。
空いているときは、座りたくもなりますね。
混んでいる人ごみをかき分け、揺れるバスの中を
正確に、乗ってきた乗客に切符を売る。
いつみても、すごい仕事だと感心しています。

たとえ慣れたとしても、乗り降りの時が、一番スリルがあります。
すばやく降りなければいけません。
バスはじっと止まってはくれないのです。
せっかちというか、ハンドルを握っているスリランカ人は
気性の荒い人種のように、誤解されそうです。



それでも、バスは縦横無尽にコロンボを走ってくれるので、
なくてはならない、市民の足にはちがいありません。

いつか、スリランカへ旅行の際には、
スリランカの知り合いを作って、ぜひ、バスに乗せてもらって下さいね。
いろいろな人が乗っていて、たくさんのドラマを見れますから。

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