2011-09-09

2年間で

内戦が終わったスリランカは
2年間で、いろんなことが変化していました。

何より、たくさんの旅行者。
小さな島の、経済の中心となっている狭いコロンボには
外国人の姿がとても目立ちます。
空港での旅行者の多さに、目を丸くしました。

ホテルも値上がる一方です。
物価もどんどん高くなっています。

以前は、街のあちらこちらにチェックポイントがあって
軍隊や警察が、銃を片手に物々しげに立っていました。
車にのっていても、何度も止められては身分証明書を提示していました。

その、なんとなく緊迫した空気が街から消えていました。
前は、いつ爆弾テロがおこるかわからなかったわけです。
当たり前の平和。
やっと、それを味わう事ができる国になってきました。

変わっていない事も沢山あります。
スリランカの人々がまっすぐに人を見つめる目。
目が合えば、たいていの人は、笑いかけてくれます。
ほっとします。

お寺のお参りの時だけではなく、
街角の仏像にも立ち止まって手を合わせる人々。
大人も子供も、警察官も、タクシーの運転手も。男も女も。
みんな、ブッダを敬愛しています。

今から、スリランカがどのような国になっていくのか、
楽しみでもあります。
人々の優しさが、島の豊かな自然と、仏教から生まれたものなら、
どうか、そこだけは大切に残ってほしいですね。

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